「先生、この問題で『if』と『whether』のどっちを使えばいいですか?」
「作文のとき、正しく使えてるか不安です…」
このような質問、お子さんから聞いたことはありませんか?
英語学習において、「〜かどうか」を表現する『if』と『whether』は、よく混乱するポイントの一つです。
この記事では、お子さんと一緒に学べるよう、イラストや例文を交えながら、わかりやすく解説していきます。テスト対策や宿題のサポートにもすぐに役立つ内容です!
お子さんの「困った!」から考える使い分け
よくある困りごと
🔴「ifって”もし”じゃないの?」
🔴「whetherって難しそう…」
🔴「テストでいつも間違えちゃう」
🔴「どっちを使えばいいかわからない」
これらの悩みを解決するため、まずは基本的な使い分けから見ていきましょう。
「if」と「whether」の基本ルール解説
「if」の使い方
「if」は、主に2つの意味を持っています:
- 「〜かどうか」という意味
【例文】
I don’t know if he likes soccer.
(彼がサッカーを好きかどうか分からない)
- 「もし〜なら」という意味
【例文】
If it rains tomorrow, I will stay home.
(もし明日雨が降ったら、家にいます)
❗ここがポイント❗
「〜かどうか」の意味で使う場合、「if」は目的語(動詞の後に来る部分)としてのみ使えます。
「whether」の使い方
「whether」は「〜かどうか」という意味で、より幅広く使えます。
- 文の主語として
【例文】
Whether we should go out depends on the weather.
(外出すべきかどうかは天気次第です)
- 文の目的語として
【例文】
I can’t decide whether I should buy this book.
(この本を買うべきかどうか決められません)
- 前置詞の後で
【例文】
Let’s talk about whether we should join the club.
(部活に入るべきかどうかについて話しましょう)
- 不定詞(to)と一緒に
【例文】
I don’t know whether to eat now or later.
(今食べるべきか後で食べるべきか分かりません)
学年別のポイント
【小学生向け】
– まずは「if」の「〜かどうか」の使い方に慣れましょう
– 基本的な疑問文の形を使った練習から始めます
Do you know if she likes cats?
(彼女が猫を好きかどうか知っていますか?)
【中学生向け】
– 「whether」の基本的な使い方を学びます
– 「or not」を加えた表現も練習します
I’m not sure whether (or not) I can join the party.
(パーティーに参加できるかどうか確かではありません)
親子で楽しく学ぶためのポイント
1. 日常会話で使えるフレーズ集
子どもと一緒に使える簡単なフレーズを覚えましょう!
🌟 基本フレーズ
– Do you know if…?(〜かどうか知っていますか?)
– I’m not sure whether…(〜かどうか確かではありません)
– Let me know if…(〜かどうか教えてください)
🌟 学校生活で使えるフレーズ
– Do you know if we have homework?
(宿題があるかどうか知っていますか?)
– I’m not sure whether the test will be difficult.
(テストが難しいかどうかわかりません)
– Can you tell me if club activities are canceled?
(部活が中止かどうか教えてください)
2. 親子で実践!会話練習ゲーム
①Yes/No クイズ対決
- お互いに質問を考えます
- “if” または “whether” を使って質問します
- 相手は Yes/No で答えます
【例】
親:Do you know if it will rain tomorrow?
子:Yes, I checked the weather forecast!
②決めかねているシチュエーション
- 日常の選択場面を考えます
- “whether” を使って迷っていることを表現します
- アドバイスし合います
【例】
子:I can’t decide whether to join the soccer club or the basketball club.
親:Let’s think about which sport you enjoy more.
つまずきやすいポイントとその対策
1. よくある間違いパターン
❌ 間違い例①:
I’m wondering about if I should study harder.
⭕ 正しい表現:
I’m wondering whether I should study harder.
※前置詞の後には “whether” を使います
❌ 間違い例②:
If to go to the library is the question.
⭕ 正しい表現:
Whether to go to the library is the question.
※文の主語として使う場合は “whether” を使います
2. テスト対策チェックポイント
✅ テストでよく出る問題パターン:
- 前置詞の後の選択
- 文の主語としての使用
- 「〜すべきかどうか」の表現
- 「or not」の位置
✅ 解答のコツ:
- 文の中での役割を確認(主語?目的語?前置詞の後?)
- 「もし」の意味か「かどうか」の意味か確認
- フォーマルな文章か会話文か確認
実践練習コーナー
Level 1:基礎編(小学生向け)
〇×クイズ
次の文が正しければ〇、間違っていれば×を付けましょう。
- I don’t know if she likes pizza. ( )
- About if he comes is important. ( )
- Whether you study is your choice. ( )
穴埋め問題
適切な単語(if / whether)を入れましょう。
- Please tell me ( ) you need any help.
- I’m thinking about ( ) to buy a new bag.
- Do you know ( ) the store is open?
Level 2:応用編(中学生向け)
英作文練習
日本語を英語に直してみましょう。
- 彼が来るかどうかわかりません。
- どちらの本を選ぶべきか決められません。
- 映画を見に行くかどうかについて話しましょう。
解答例
- I don’t know whether he will come.
- I can’t decide which book to choose.
- Let’s talk about whether to go see a movie.
家庭学習のためのサポートツール
1. 進捗確認シート
📝 ifとwhetherマスターチェックリスト
– [ ] ifの「〜かどうか」の使い方が分かる
– [ ] ifの「もし〜なら」との違いが分かる
– [ ] whetherが文の主語として使える
– [ ] whetherが目的語として使える
– [ ] 前置詞の後でwhetherが使える
– [ ] whether to〜の形が使える
– [ ] whether or notの使い方が分かる
2. 復習用クイック・リファレンス
📌 基本パターン早見表
① 「〜かどうか」を目的語として使う
・I don’t know if/whether…
・Please tell me if/whether…
・Can you check if/whether…
② 「〜かどうか」を主語として使う(whetherのみ)
・Whether we go or not depends on…
・Whether to study is your decision…
③ 前置詞の後で使う(whetherのみ)
・Let’s talk about whether…
・I’m thinking about whether…
学校の授業との連携
1. 教科書でよく出てくるパターン
【中1】
– Do you know if…? の基本文
– Simple questions with whether
【中2】
– Whether to… の形
– Whether… or not の使い方
【中3】
– 複雑な文章での使用
– 入試頻出パターン
2. テストでの対策ポイント
定期テスト対策
- 文法問題での注意点
・前置詞の後はwhetherを使う
・主語になる場合はwhetherを使う
・「もし」の意味なのか「かどうか」の意味なのかを確認
- 英作文での活用法
・基本パターンを組み合わせる
・学校生活に関連した例文を練習する
・先生の好みのパターンを把握する
さらなる学習のために
1. おすすめ学習方法
親子で取り組む学習法
- 朝の会話で実践
例:「今日の天気、調べた?」
“Did you check if it will rain today?”
- 夕食時の振り返り
例:「今日の授業は難しかった?」
“I want to know whether today’s class was difficult.”
- 週末の計画作り
例:「映画を見に行くかどうか決めよう」
“Let’s decide whether to go to the movies.”
2. 発展学習のポイント
より自然な表現を目指すために
– if → whether の置き換え練習
– 状況に応じた使い分けの意識
– フォーマル/カジュアルの区別
まとめ
重要ポイント再確認
- ifとwhetherの基本的な違い
- 使用場面での適切な選択
- テストでの注意点
- 日常会話での活用法
これからの学習アドバイス
– 毎日少しずつ練習を重ねる
– 間違いを恐れずに積極的に使う
– 学校の授業との連携を意識する
この記事の内容を活用して、お子さんと一緒に楽しく英語学習を進めていってください。一歩一歩、確実に力をつけていきましょう!