英語にかかわらず、幼児教育というものはこれからの子供の人生を左右する大事な物。
特に英語のような言語になると、幼児の柔らかい頭に外国語という先入観がない状態で教えることができますので、ある意味一生に一度のチャンスです。
ではそんな幼児教育は、教材で学ぶべきかそれとも教室に通うべきなのか。
ベストチョイスを選ぶなら、教室で学ぶべきなのです。
教材はそもそも言語学習に不向き
教材学習というのは、すでに出来上がっているものをその範疇で学ぶものです。
昔は文字と絵ばかりでしたから、特に英語学習に関しては、発音などを学ぶことができずに論外の感はありましたが、今は動画や音声もついているのが普通です。
そういう点では、昔に比べればよくはなりましたが、それでも言語学習には不向きなものです。
というのも、たとえ動画の中の講師があなたのお子様に話しかけていたとしても、お子様を実際見ているわけではないのです。
そもそも、言語というものは、もともと日常の中にあるものです。
とくに、学習という概念がまだない幼児教育においては、英語のような言語は日常の中にある感覚で身に着けることができるのです。
たとえば幼児が、日常の中で日本語を覚えるときに、カリキュラムに従って決められた内容に沿うようにして物を覚えていくでしょうか?
そんなことはありませんよね。
日常の中で、疑問に感じたり興味を持ったり、お母様やお父様、家族や周りの人と顔を突き合わせて会話をしながら、表情を読みあって覚えていくはずですよね。
教室での英語学習は人間対人間
そう、つまり、幼児にとっての言語習得は人間対人間の中で行われるのです。
教室では、講師が幼児の様子を見ながら、興味を持った物、楽しそうな事柄、うれしそうに見つめている絵などをその都度しっかりとみて、その興味を利用して言語を教えます。
それはさながら、空を飛ぶ動物に興味を示しているのを見て、母親が「あれは鳥さんだよ」と教えるのと同じ。
カリキュラムに従って鳥の絵を見て「これは鳥です」と覚えるのと、飛んでいる鳥に興味を持っているときに鳥を指さして「あれは鳥だよ」と教えるのでは歴然の差があります。
それは英語においてもまったく同じ。
何度も言うように、英語をはじめとする言語は日常の中で使われるものです。
そして、人間にとっての日常とは、人間対人間のコミュニケーションによってなりたっています。
そう考えれば、どちらが自然に英語を身につかせることができるかは言うまでもありませんよね。
あくまでベストチョイス
もちろん教材が悪いというわけではありません、しないよりは当然良いのです。
しかし、あくまでベストチョイスならば教室だということ。
ただ、幼児教育という大切な我が子の大切な時期の教育は、出来る限り「ベストチョイス」でありたいと思うのが、親心ではないでしょうか。