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2025.11.21

東京都市大学等々力中学校・高等学校

中学受験を考える家庭のための完全ガイド

東京都世田谷区に位置する東京都市大学等々力中学校・高等学校は、近年「進学実績」と「面倒見の良さ」を両立させた学校として注目度が高まっています。中学受験において、候補に入れる家庭も増えており、大学附属校の安定感と中高一貫校としての教育の質を兼ね備えた魅力があります。

本記事では、受験を検討する保護者向けに、学校の特徴・教育方針・入試情報・難易度・向いているお子さまのタイプなどを総合的に解説します。

1. 東京都市大学等々力中学校とは

東京都市大学等々力中学・高等学校は、学校法人五島育英会が運営する中高一貫校です。
東京都市大学グループの附属校の一つで、以下の特徴で知られています。

  • 中高6年間の体系的な学び

  • 大学との連携による探究活動や研究プログラム

  • ICT教育の先進性

  • 文武両道を重視する校風

  • 大学附属 × 進学校のハイブリッド型

特に近年、難関大学の合格実績が伸びており「進路指導の手厚さ」や「学習環境」に魅力を感じて受験する家庭が増えています。

2. 教育方針と育てたい人物像

東京都市大学等々力が掲げる教育理念は以下です。

● 自立した学習者を育てる

生徒が主体的に学び、将来のキャリアを描けるように、「自分で考える授業」を重視。

● 科学・工学系に強い教育

大学が理系に強いため、

  • STEAM教育

  • 理数探究

  • 大学研究室との連携授業
    などが充実しています。

理工系進学を見据えたご家庭からの評価が高いポイントです。

● 世界で活躍できる視野を持つ

語学教育・海外研修・留学制度が整備され、国際理解教育にも力を入れています。

3. 進学実績の特徴

進学指導は大学附属校の中でも強化されており、外部難関大学への合格実績が年々向上しています。

● 外部大学進学が多い

大学附属校でありながら、

  • 難関国公立

  • 難関私大
    への外部受験を希望する生徒も多く、実績を伸ばしています。

● 内部推薦枠もメリット

グループ大学への推薦枠があるため、
「大学附属の安心感 × 外部難関大学チャレンジ」
が両立する点が魅力です。

4. 学校生活・部活動の魅力

勉強だけでなく、学校生活も充実しています。

● 校舎・設備が近代的

ICT機器が整備され、全館冷暖房完備、図書館・理科設備が整った快適な環境。

● 部活動が盛ん

文化系・運動系ともにバランスよく、特に

  • サッカー

  • テニス

  • 軽音楽
    などが人気です。

文武両道を実現しやすい校風です。

5. 入試の種類と出題傾向

東京都市大学等々力の中学入試では、以下の試験が実施されます(年度によって変動)。

  • 第1回(2科・4科)

  • 第2回(2科・4科)

  • 午後入試(適性検査型を含む場合あり)

  • グローバル入試(英語活用)

家庭が受験計画を立てやすい多様な形式を提供しています。

● 国語

読解問題が中心。記述は標準レベルで、語彙の定着が重要。

● 算数

標準問題〜やや応用のバランス。
途中の計算力と、図形・割合などの基礎強化がカギ。

● 社会

地理・歴史・公民の基礎が中心。資料読み取り問題が出題されやすい。

● 理科

生物・化学・物理・地学からバランスよく。
実験の理解を問う問題が多いため、普段から観察・記録の習慣があると強い。

6. 難易度と偏差値の目安

(※ 大手模試の最新データを参考にした一般的な目安)

  • 男子:偏差値50前後〜55台

  • 女子:偏差値52前後〜57台

特に第1回は難易度が高めで、倍率も高い傾向があります。
午後入試や第2回では比較的狙いやすい場合もあります。

7. 東京都市大学等々力が向いている子のタイプ

● コツコツ型で努力を積み重ねられるタイプ

日々の積み重ねを重視する校風のため、継続力のあるお子さまと相性がよいです。

● 理数系が得意・興味がある子

STEAM教育・探究活動が充実しており、理科好きには魅力が大きい。

● 文武両道を目指す子

部活動にも熱心で、学習と両立しやすい環境があります。

● 落ち着いた環境で真面目に学びたい子

校風は「穏やか・落ち着きある」印象で、派手さより誠実さを重視するタイプが向いています。

8. 受験対策:家庭が直前までに準備しておくべきこと

● 出題傾向に合わせた学習

過去問との相性が大きい学校のため、早めに取り組むことが重要です。

● 記述対策

国語・社会などで記述が出るため、模試や塾の添削を活用しましょう。

● 得点源の科目を作る

算数が安定すると合格に近づきやすい傾向があります。

● 午後入試を戦略的に活用

午後入試は戦略次第で合格の可能性を高めやすいです。

9. 学校説明会・文化祭の活用

学校の雰囲気を知るには、実際に足を運ぶのが一番です。

● 説明会のポイント

  • 進路指導の話を重点的に聞く

  • ICT活用の実例を確認

  • 生徒の雰囲気を観察

● 文化祭・公開行事

生徒の雰囲気や校風が最も分かります。
特に「積極的で優しい子が多い」という声が多く、学校生活のイメージが掴めます。

10. 東京都市大学等々力を受験する家庭へのアドバイス

● 併願プランを慎重に

偏差値帯が中堅〜中堅上位のため、併願の組み方で合否が変わりやすい学校です。

● 実直な学習スタイルの子に合う

派手な難問は少なく、基礎を固めて点数を積み上げる子が有利です。

● 「理系強化」「探究教育」を求める場合に最適

STEAM教育や大学連携は他校と比較しても強みがあります。

まとめ

東京都市大学等々力中学校・高等学校は、

  • 進学実績の伸び

  • 大学附属の安心感

  • 探究活動や理系教育の充実

  • 落ち着いた校風

  • 文武両道がしやすい環境
    といった点で、多くの家庭から選ばれる理由を持つ学校です。

中学受験においては、基礎学力の積み上げと過去問対策が合格の鍵になります。
理数系や探究学習に興味のあるお子さま、落ち着いた環境で着実に学びたいお子さまには、非常に相性の良い学校と言えるでしょう。

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