「音読」という言葉からどのようなことをイメージしますか?
小学生、特に低学年の国語の宿題で、「教科書の話をお家の人の前で5回音読して、サインしてもらいましょう!」などというものをよく見かけます。日々の繰り返しの中で、新しい言葉を覚えたり、漢字をどのように読むのか学んだり、日本語の美しい表現を自然に身に付けていく効果的な方法だと思います。
そして、これは英語を習得する上でもとても大切なことだと信じています。
以前、こちらのブログでも「リスニング力アップの秘訣 Tip4」や「スピーキング力アップの秘訣 Tip2」の中で、音読の大切さについて触れましたが、20年以上子どもの英語教育に携わってきた経験から、声を大にして言いたいのです!!
「音読を侮ることなかれ!」
国語も英語も言語を習得するという意味では同じですよね。もちろん単語のスペルを覚えたり、文法を学んだり、リスニング練習をしたり、会話する機会を持ったりすることも大切ですが、音読なしで英語を習得することは難しいと思います。
具体的にどのようなことをしたらいいのでしょうか?
特に英語学習を始めて日の浅い方、また長年やっているけれどなかなかスムーズに英語を読むことが難しい方にお勧めしている方法があります。
1.自分のレベルに合った教材,、ストーリーのテキストとそれを読み上げる音声があるものを用意(音声が3分以内で終わるような長くないもの)
2.音声を流しながら、紙のテキストであれば音声に合わせてテキストを指さす。(初心者や小さなお子様にはこちらが特にお勧めです。)デジタル教材だけであれば、目でテキストを追う。
3.2をやりながら、声に出して、音声を追いかけて読んでいく。最初は置いて行かれても、追いつくところに飛ばしてでも、文頭だけでも読んでいく。同じストーリーを一日2回、週に5回できるだけ毎日行う。
この方法で英文を読めるようになった子どもたちを沢山知っています!
初心に帰って、音読の大切さに目を向けてみてはいかがでしょうか?